石川県行って見たい百万石
約300年継続したこの城下町には、歴史・カルチャー・スケールのいずれも「百万石」
の城下町に見合った固有の文化様式が今になっても根付いています。金沢城や兼六園、
武家屋敷や茶屋街等々、当時の面影が鮮明に残る金沢市内のウォーキングだけでも
見どころ満杯。そして 日本海側には山中温泉や山代温泉などの温泉地も多く又、伝統
工芸の輪島塗や加賀友禅など、大人向けの観光地が多いのも石川県の魅力です。
兼六園
所在地 : 石川県金沢市兼六町1
交通アクセス : JR金沢駅からバス約15分
営業時間 : 3月1日~10月15日 (7:00~18:00)
10月16日~2月28日(8:00~17:00)
休業 : 無休
水戸の偕楽園,岡山の後楽園とともに日本三名園の一つ、国の特別名勝に指定されて
いる日本庭園です。もと加賀藩主前田家の庭園で、12代藩主前田斉広の時代に
改修されて今の広さと景観になり、このとき松平定信が「宏大,幽邃 (ゆうすい) ,
人力,蒼古,水泉,眺望」の六勝を兼ねそなえているとして命名。 園内の中心には
霞ヶ池(かすみがいけ)があり、池のほとりに佇む二本脚の徽軫灯籠(ことじとうろ
う)は記念撮影のスポットとして人気があります。
妙立寺(忍者寺)
所在地 : 石川県金沢市野町1-2-12
交通アクセス : 金沢駅からバス約15分
拝観時間 : 午前9時より30分毎に説明案内、最終入場時間は午後4時30分
(冬期間は午後4時まで)
お休み : 1月1日及び法要日
予約方法 : 必ず電話でご予約(受付は3カ月前から)、TEL 076-241-0888
加賀藩の三代藩主『前田利常』が建立したお寺。当時、緊迫状態にあった徳川幕府
からの攻撃を監視・防護する役目があって、いたるところに敵の潜入を妨げる仕組が
仕掛けられています。忍者寺という呼称ですが、忍者がいたからでなく、幾つもの
仕掛けがあり「忍者屋敷のよう」というわけで忍者寺と称されています。 忍者寺の
拝観は、数名一緒になって、スタッフさんより説明を聞きながら回るシステムです。
ひがし茶屋街
所在地 : 石川県金沢市東山
交通アクセス : 金沢駅から約2km徒歩約25分
石畳が敷かれた道にはレトロな街灯が立ち、まるで映画やドラマのセットと同じ様な
風情です。ひがし茶屋街の前身である「東の廓」は、1820年(文政3年)から昭和
初期にかけて金沢で最高品質の格式を誇る茶屋街として賑わいを見せて来たようです。
風情のある通りを和服姿で歩いていると、外国人観光客から「あなたの写真を撮影して
もいいですか」と聞かれることがあります。そして、撮影を承諾すると即席のフォト
セッションが行われます。
金沢駅
金沢駅にある鼓門(つづみもん)、柱はらせん状に組み立てられていて、ズッシリ
とした風格の中にも、細やかな心遣いが隠れ、伝統と格式を感じさせる門が観光客を
出迎えてくれます。 次に見えて来るのが幾何学模様のガラス天井です。この天井には
「もてなしドーム」という呼び名がつけられ、雨や雪の多い金沢で駅を降りた人に、
やさしく傘を差し出す、おもてなしの心が表現されています。
金沢21世紀美術館
所在地 : 石川県金沢市広坂1ー2ー1
交通アクセス : JR金沢駅からバス約10分
開館時間 : 展覧会ゾーン:10:00~18:00 (金・土曜は20:00まで)
交流ゾーン:9:00~22:00
休館日 : 展覧会ゾーン:月曜日(休日の場合は翌日)、年末年始
交流ゾーン:年末年始
金沢21世紀美術館の建築の最大の特徴ともいえる、丸いガラスの外周壁。どこからでも
見える透明の筒のようですね。 現代アートをメインにした美術館で、金沢市の中央部に
位置し、市民はいつでも立ち寄れます。様々なアートが展示されていますが、その中
でも21世紀美術館を代表する収蔵品の一つ、レアンドロ・エルリッヒ《スイミング・
プール》はいつもとは違う不思議な感覚を体感できる作品で、ファミリーや観光客全員
で楽しめます。
金沢城公園
所在地 : 石川県金沢市丸の内1番1号
交通アクセス : JR金沢駅からバス約13分
開城時間 : (9:00~16:30)
休城日 : 12月29日~1月3日
金沢城では、前田利家の入城後、本格的な石垣作りがスタートしました。重要文化財の
石川門は左右で積み方が異なるという変わったつくりになっているので必見です。
出入口や庭などのエリアによって、独特の技法やパターンが考案されたこと、また幾度
となく修築が反復されたことなどから、今日いくつもの種類の石垣を見ることができ、
金沢城は「石垣の博物館」と言われています。 現在、五十間長屋や菱櫓が復元され、
城址全体を公園として開放しています。
武家屋敷跡野村家
所在地 : 石川県金沢市長町1丁目3番32号
交通アクセス : JR金沢駅からバス約10分
開館時間 : 4月~9月(8:30~17:30)
10月~3月(8:30~16:30)
休館日 : 12月26日・27日
駐車場 : 乗用車6台分
代々奉行職を歴任してきた加賀藩士・野村伝兵衛信貞の屋敷跡を開示しており、
当時の武家様式を見学できます。 また、階段をのぼると茶室があって、眼下に庭園を
眺めつつ、抹茶を頂くことも出来ます。 ミシュランの観光地格付けにて2009年に
2つ星に選ばれ、また過去には米国の庭園専門誌「ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・
ガーデニング」誌の日本庭園ランキングにて第3位に選定されるなど、海外から見ても
高く評価されています。
長町武家屋敷跡土塀
所在地 : 石川県金沢市長町
交通アクセス : JR金沢駅からバス約10分
長町の名は、前田家の家臣・長氏の屋敷があったことに由来します。金沢市の中でも
人気のある観光スポットですが、現在も一般住居として利用されている家屋が多い為、
景観が損なわれてしまうこともなく、今に至る迄保全されており、素晴らしい風情を
保持しています。冬場には雪や凍結から土塀を保護するため、こも掛けがおこなわれ
ています。
那谷寺
所在地 : 石川県小松市那谷町ユ122
交通アクセス : JR加賀温泉駅からバスで約30分
営業時間 : 8時30分~16時45分(3月1日~11月30日)
8時45分~16時30分(12月1日~2月末)
定休日 : 年中無休
ホームページ : http://www.natadera.com/
駐車場 : 乗用車200台 大型バス40台
金沢観光も勿論おすすめですが、神社めぐり・お寺めぐりが好きな方は是非那谷寺へ
行って見ましょう。 那谷寺は717年泰澄神融禅師により開創。白山の神を信仰し、
洞窟の中に千手観音をまつっています。洞窟は母親の胎内と観て古い時代より、
「胎内くぐり」の聖地です。再び生まれ変わり、罪が浄められると信じられました。
2015年6月に「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」で1つ星に認定されています。
鶴仙渓遊歩道
所在地 : 石川県加賀市山中温泉下谷町
交通アクセス : JR加賀温泉駅からバスで約25分
鶴仙渓(かくせんけい)は大聖寺川の清流のうち、黒谷橋からこおろぎ橋までの
約1.3kmの区間で、山中温泉客も気軽にそぞろ歩き可能なこともあって、大人気の
スポットです。渓谷には遊歩道が整備され、四季折々の景観と橋めぐりを堪能できま
す。また、あやとりはしの袂では4月から10月まで「鶴仙渓川床」が営業しており、
山中温泉出身の料理人・道場六三郎氏のレシピによるスイーツを楽しむことだって
できます。「鶴仙渓 川床」で風雅な時間を楽しみませんか。
九谷焼窯跡展示館
所在地 : 石川県加賀市山代温泉19ー101ー9
交通アクセス : JR加賀温泉駅からバスで約11分
営業時間 : 9時00~17時00
定休日 : 火曜日(祝日は営業)・年末年始(12月31日・1月1日)
現代九谷焼のルーツである再興九谷吉田屋窯以来の窯跡を、発掘整備し公開している
展示館(国指定史跡・九谷磁器窯跡)、年4回の企画展を鑑賞できる他、蹴りろくろを
用いた成形体験や、「和絵の具」を使う絵付体験など、貴重な時間をすごせます。
又 昔の九谷焼窯を見れば、その大きさに圧倒されるでしょう。江戸時代の窯跡は
とても見応えがあります。
加賀友禅伝統産業会館
所在地 : 石川県金沢市小将町8-8
交通アクセス : JR金沢駅からバス約15分
開館時間 : (9:00~17:00)
休業 : 毎週水曜日(祝日は営業)、年末年始
友禅染め体験 : 予約不要、(団体は要予約)
季節の花や景色を描き、ぼかしを特徴に据えた優雅な図柄の加賀友禅は、金沢の代表的
な伝統工芸品。1階は有料の展示ホールで加賀友禅の実演も行っています。製作には
複雑な工程と熟達の職人技が求められますが、型染めや簡単な図柄での手描き染めなら
体験も行なえます。ハンカチの色と柄を選び、簡単に説明を受けたらいよいよ実践、
とても興味をかきたてられる体験となります。又タオルやハンカチなどリーズナブルな
お土産もあります。
能登島大橋
所在地 : 石川県七尾市石崎町~能登島須曽町
交通アクセス : JR和倉温泉駅から車で約5分
和倉温泉と能登島を結ぶ橋、全長1,050mで昭和57年に完成。 能登島大橋のたもとに
ある大型の芝生広場の公園から眺める能登島大橋は、天気がいい日には全景が一望でき
るので、のんびりしたい場所ですね。無論のこと、大橋を車でドライブするのは当然です
が、渡ってみると相当な高さがあり、最高地点からの見晴らしも申し分ありません。
徒歩による通行もできるので、記念撮影にぜひ。
和倉温泉
所在地 : 石川県七尾市和倉町
交通アクセス : 和倉温泉駅からバス約10分
和倉の温泉は国内でもめったにない「海の温泉」が湧き出ることで知られています。
又、 前田利長が腫れ物で途方に暮れていた時に「涌浦の湯」を送ってもらって治癒した
ことから湯治の湯として人気が高まったのだとか。ベンチでのんびり過ごしたり、
高台から能登島を観賞したり、七福神のスタンプラリーをしつつ、観光スポットを
ゆっくり歩くのもおすすめ。天気の良い日は、お好みや気分次第で、あなただけの
ウォーキングを楽しみませんか。
白米千枚田
所在地 : 石川県輪島市白米町
交通アクセス : のと鉄道穴水駅から北鉄奥能登バス輪島行約30分
白米千枚田(しろよねせんまいだ)は国道249号を輪島から曽々木へ行く途中、海の
方向に広がる約4万平方の斜面に、1000余枚のちっちゃい水田が幾何学模様に
並んでいる。 この景色は、日本の棚田百選、国指定文化財名勝に指定されています。
階段状に形成された水田は、耕作地が乏しい地域だからこその工夫が感じ取れる。
棚田に農業機械が入らないため農作業は全て地元住民とボランティアによる手仕事。
道の駅千枚田ポケットパーク(レストハウスは8時30分~17時30分営業、イルミネーショ
ンイベントあぜのきらめき開催中は20時まで営業)、から見る千枚田と海の眺めが、
素晴らしい。